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生活創造建築家 タナベアツシのブログ 2005年10月

近くの町 1 バーリ旧市街とポリニャーノBari Polignano al mare in Puglia

海辺の町はちょっと怖い?!

今日は日曜日。プーリア州での有名な観光地アルベロベッロは 観光客でごったがえしております。
今の季節は旅行代金が比較的落ち着いているので、ドイツ人の年配の人たち、日本人ツアー、イタリア人国内グループツアーなど、いろんな人が訪れます。

さて、本日はプーリア州の州都 バーリとその近郊 ポリニャーノ ア マーレをご紹介します。

バーリBari は、海辺の町で、かなり大きな都市です。
昔は港町でしたが、現在ではプーリアの商業都市として発達し、新旧入り乱れた町です。
しかし、観光としてはいまいちパッとしないので、アルベロベッロやマテーラなど、世界遺産観光の経由地点です。
 しかし! 旧市街は なかなかの見ものです。
海辺に突出している旧市街。この中は迷宮のような道と3,4階建の朽ち果てた建物が密集した なんともいえないエネルギーを感じます。

bari1.gif道の上部には建物が。一部が崩れ落ちた建物がそのまんまだったり。。 聞くとここはいまでもマ○ィアがいるそうです。たしかに海辺の町はちょっと怖い感じがします。旅行者としては 最低でも盗難だけは気をつけねばなりません。夜は怖くて近寄れません。
 ただ、この土地で採れた石材をふんだんに使っているのは圧巻です。この土地の石灰岩は内陸のアルベロベッロのものよりも白く、そのまま仕上げ材に使っています。下のカテドラルが代表です。
 






bari2.gif
 また旧市街のレストランが 安い!うまい!感じがいい! ボンゴレとムール貝の乳化の具合が最高なパスタ。こっちでも高いスカンピ(アカザエビ)のパスタも絶品でした。(ちなみに5ユーロ 700円)
 でも もしバーリ旧市街に行かれる場合は くれぐれもお気をつけくださいね

ポリニャーノ ア マーレ Poligano al mare

ここはバーリから少し南に下った アドリア海に突き出したの小さな町です。今回初めて行きました。
 絶壁に建つ建物郡!すごい迫力でした。中世ではよく 海辺の重要都市の周辺に 偵察用の都市を築きますが、おそらくバーリのそれだろうと思います。 嵐のときは ビシャーっと 海水がかかるそうです。

poli1.gif





アルベロベッロの週末

こんにちは。タナベです。
ご無沙汰しております。

 実はここ1週間、滞在の準備や 妻K子の到着でローマに迎えに行ったり、大学の授業登録などでかなり急がしかったです。
 アップしたい情報がかなりたくさんあって、なにから紹介したらいいかわかりませんが、追々、ゆっくり紹介します。
 今回はアルベロベッロ。滞在している町です。ここは民家として世界遺産に登録されている数少ない町で、今年の3月に岐阜県白川村と姉妹都市を結びました。



上の写真は アルベロベッロの中心地、モンティ地区です。アルベロベッロは トゥルッリ という、とんがり屋根の民家で構成されています。大きさはまちまちですが、室内約8畳、壁厚1.5M!という約400年前からの民家です。約1000棟もあります。材料は岩盤の石灰岩のみ。木は生えていない土地だったため、すべて石で作られています。土着的建築物の最たるものです。実はこのトゥルッリを改装したところに住んでいるんですよ。(自然材料なので 気持ちいい!)
 これは 昔はセメントは禁止されていました。ただ石を積んだだけの民家でした。税の徴収にあたって 統治していた伯爵が簡単に壊せるようにし、ナポリ王国(当時)から固定資産税のようなものを徴収されないため とされています。当時の政治、条例によってできた形、風景であるともいえます。小作人(セルヴァといいます)の集落なんです。
 
 散策の途中、いつもお世話になっているマリアさんというすばらしい女性に妻と挨拶に行きました。彼女もこのトゥルッロに住んでいて、白川村との姉妹都市の架け橋となった人です。



彼女のおうち、トゥルッロの内部です。越冬するための生のトマトを干しています。吊るしておくと 来年の春まで腐らないそうです。昔からのすごい知恵ですね。
 で 結局、昼食をご馳走になってしまいました。

この地方で有名なパスタ、オレキエッテ(耳たぶ の意味)馬肉のトマトソース。! 唐辛子が効いていて おいしかった!
 昔ながらのレシピだそうで、お正月や復活祭などの特別な日のメニューだそうです。 本当にごちそうさまでした。

先週まで、いろいろな町のいろいろな写真も撮ってきたのですが、またアップします。それでは!



ようやくつながりました!

皆様、タナベアツシです。
10月14日に南イタリアに 無事 到着しました。
ここはやはり空気がいい!一面オリーブ畑!
南イタリアは怖い といいますが、プーリアのアルベロベッロ周辺(ムルジア台地)はとても安全、快適で、住んでいる方たちも ものすごくフレンドリーです。
インターネットに接続するまでの1週間、かなーり濃いものがありました。
金曜日夕刻に現地に到着してから、家族同然の付き合いのヴェネツィアーノ一家、ポントレッリ一家の歓迎を受けて、日曜日の夜まで食べ、飲み、お話しました。
また月曜日からは早速お客様(日本の石灰メーカーの方や建築家の方々)がお見えになり、こちらの石灰事情をご覧いただきました。
また、すでに授業が水曜日からはじまっており、イタリア語もわからないまま大学に放り出され、最初からハードな内容になっております。

 この1週間は おいおいアップしていこうと思います。

本日は第1回目 ということで、私の家族、ヴェネツィアーノ一家の別荘(トゥルッリーとんがり屋根の農家)に招待された日曜日の写真をご紹介します。

ここは10年前ほどに購入された 約300年前のトゥルッロで、農家で使用されたり、アドリア海からの騎馬隊の駐留基地だったりしたところらしいのですが、これを”日曜日の家族の晩餐の場所”として リノベーションしています。5年前から こつこつと手入れをし、今年の冬くらいからようやく使用できるようになったそうです。





家族の誕生日には 最大300人ほどの親戚、友達が押し寄せ、大変なパーティーもできるそうで。。
しかし どうやってそんなにも大人数のパーティーができるのか。。
パーティーに呼ばれましたら、報告します。
この日(10月16日)は8人くらいの小さなパーティーでしたが、暖炉で茄子を焼いたり、豚肉を焼いたり、こうやってパンを作ったり、キャンプさながらの日曜日でした。もちろんおいしい!特に豚肉は、ももの部分なのですが、まだ皮がついていて、毛もあります。



この豚はこちらの地方でも コネがないと手に入らないそうで。本当に味が濃くて おいしかったです。
 ここに来て早速、建築、食事、またそれら生活について(まとめるには時間がかかりますが)考えることができそうです。
この別荘は かなり奥が深そうです。
また、トゥルッリとはなにか。 どんな建物なのか。 なんのために作られたのか。 など、少しずつ紹介していきたいと思います。
また、トゥルッリだけでなく、大学でのレポートやこっちの生活なども紹介します。

とにかくつながってよかった!
それではまた。



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