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生活創造建築家 タナベアツシのブログ 2007年1月

プーリアの代表的パスタ オレキエッテ

またまた更新がのんびりですね すみません。

今日は アルベロベッロ周辺の名物料理をひとつ ご紹介します。
 パスタで オレキエッテ といいます。日本でも売っているところが増えたこのショートパスタ、耳たぶの形に似ていることから オレキエッテ(=小さな耳) といいます。
 名前の付け方も日本と似ているなあ 他のものの比喩で よく命名されますね コーヒーのカプチーノは ”カプッチョ=白すきん”からきていますし。

 で マンマニネッタのオレキエッテレシピ。
材料 4人分
 小麦粉(セモリナ粉ではなく、薄力粉です)300g
 熱湯(100度) 約150g みみたぶの感触より少しかためです
 小たまねぎ 1こ
 トマト(ソース用 日本だと赤くて固いもの)4こ

 これだけ。 イタリアの生パスタはセモリナ粉! という感覚がありました。 でもこれはとても強い弾力で しかもプーリアにはセモリナ粉文化 歴史は浅いんです。



ここに熱湯を少しずつ注ぎ込みます。





これを素手ですばやくまとめていきます。(!) すごく熱い! ママはこれを悲鳴を上げながらまとめていきます。
 つまり ちょっとした”そばがき”状態にしてしまう ということなんでしょうか。 熱湯なので蒸発も早いし まとめるのはほんの2,3分です。

これをバターナイフでもって適量(小指の先ほど)の生地をなすりつけ 親指でひっくり返します。
残りの生地は乾燥しないように 揺れたフキンでくるんでおきま
す。



これが”オレキエッテ”。ひっくり返すやりかた、とても早く 写真に撮れないくらいです。
 2,3時間 天日で干します。これでできあがりです。

さて、 トマトソース。このパスタはやっぱりシンプルトマトソースが一番。!

トマトの湯剥きは 火のついた熱湯に直接投入せず、必ず火を消します。 こうしないと トマトに火が通ってしまい おいしくないそうです。(フライパンで高温でさっと火を通すのがいいらしい)
 フライパンにオリーブオイル 小たまねぎの輪切りを入れ そこで火をつけます。 小たまねぎにオイルが浸ってから火をつけるのがポイントです。ちなみにシンプルトマトソースの場合 にんにくは入れません。 球根臭が強くなるからです。

 たまねぎに色がつきはじめたら強火のままザク切したトマトを投入。 20分ほど煮込みます。
 塩で整えて 以上。

 オレキエッテは15分ほど茹でて ソースとあえます。



これです。 

シンプルですが、この中には、古くからの知恵と生き抜く力強さを感じます。
 トマトは夏野菜ですが、民家の中につるしておくとフレッシュのまま越冬できます。これで冬のビタミン リコピンは補充可能。
 ショートパスタは乾燥させることで1ヶ月もちます。 ゆでても ロングパスタより長持ちします。
 つまり このパスタ いつでも食べれる 保存可能のレシピなのです。 夏暑いイタリアでは、夏場の野菜は漬物にして保存します。 このおいしさたるや!

 日本に帰ってきてから良く思うのは、 日本には日本の生き抜き方、イタリアにはイタリアの知恵があるなあ うめぼし らっきょう ヌカ漬け。。 それぞれの地方に 伝統の知恵あり!ですね。
 また 気候風土に合わせて建築設計をするのが とっても似ています。適材適所 工夫してデザインしていくことは 食事も建築も同じことなのですね。

他のレシピも紹介します。



あけましておめでとうございます!

 皆様 新年明けましておめでとうございます。
2007年になってしまいましたねー 
ということは 私たちがイタリアから帰国したのは”去年”ということになります。
 たった4ヶ月前の帰国が もう去年のことに。。
帰国直後からいままで 予想していなかった忙しさ(苦笑)。 新年からは南イタリア アルベロベッロ周辺での楽しい思い出と共に 新しく始めている東京でのデザイン活動や食事・季節・行事その他いろいろ感じたこと学んだことなど 書いてみようと思います。

 南イタリア プーリア州で学んだことは大変有意義でした。建築という専門分野の中でも日本ではあまり知られていない事も多く、イタリア料理にしても宗教にしても 本当に勉強になりました。 今年はそんな貴重な体験をいろいろな形でまとめたり、デザインに生かしたり 日本を見直したり とにかくできる事からやってみようと思います。

 生活 というものを大きく捉えてみると、住む場所の設計がいかに楽しくて重要かを 本当に実感ました。
 ひとつひとつの家族が安心して快適に暮らせる空間。
 どんな生活を望んで大金を投資して住まいを創るのか。

 ”家”は家族を思うひとつの大きな結晶といえるでしょう。
 住空間をデザインさせていただくことで皆様のお役に立てれば こんな幸せなことはありません。
 どんな小さなことでもかまいません。 ぜひお気軽にご相談くださいね

 それでは 本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
タナベアツシ

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