HOME > 生活創造建築家 タナベアツシのブログ > イタリアの事 > 孤独な居城 カステルデルモンテ

生活創造建築家 タナベアツシのブログ

< カビ退治!  |  一覧へ戻る  |  ターラント海の真珠 ガッリーポリ >

孤独な居城 カステルデルモンテ



カステルデルモンテ。


プーリア州3大世界遺産のひとつです。
フレデリック王の別荘(狩の館)だったそうで、綺麗な8角形をしています。



中は8角形のがらんどうで、こうやって穴が開いてる状態です。
巨大な光庭 というところでしょうか。

アルベロからは少し離れているので、2月小旅行の際にいってきました。

石灰岩、大理石などを組み合わせたこのお城は、みるからに頑丈かつ安定しています。
山の上に建っているので、遠くからその姿を見る事ができます。つまりその逆も可能で、お城からは見渡すかぎりのブドウ畑。近郊の町アンドリアAndria は おいしいワイン オリーブオイルで大変有名です。

プーリアは 石が豊富なので、住宅の屋根さえも石のアーチ“ヴォールト”でできています。フィレンツェやヴェネツィアなど以北の町の建物は 屋根は木造だったりします。その点プーリアは石の屋根架構が発達しているところです。



 このカステルデルモンテ も 例外ではありません 屋根も壁も全て石。ですが、石の組み方がプーリアのものと違い、中部イタリアのものに近いです。時代背景もけっこう新しく、発達した石の使い方を見る事ができます。 ゴシック以降(1400年以降)なんですね。
そう、そうでないと こんな大きな 重たいお城の中が こんなに大空間が作れないのです。 
ただ、 こんな大きな建物をこんなヘンピな山の中に建てて、寂しき王様だったのかしら とも思ったりします。 孤独なお城だ と思うのでした。
強風も孤独をかきたてるのでした。


綺麗だし、すごい建築遺産だと思いますが、もういいや
アルベロベッロみたいに 農民が知恵を絞って建てた建物の方が 私には美しく、素朴に見えます。

このページのトップへ